2014年10月14日

銀河英雄伝説13

ラインハルトはイゼルローン回廊からやって来た同盟軍をその場で叩くのではなく帝国領域内深くまで誘き寄せ補給線が伸びきった所で総攻撃するつもりです。そのために、まず侵攻される帝国領内の国から物資を引き上げて民達を同盟軍の食料で養わせるという焦土作戦を計画します。同盟軍は自軍を解放軍、護民軍と称しているため民達の生活を保障する義務があります。

作戦はイゼルローン回廊の近隣国を管理しているケスラーが遂行することになり、彼は部下を管轄の国々へ派遣し自身は故郷でもあるクラインゲルトへ向かいます。クラインゲルト子爵はケスラーから作戦の概要を聞いて憤慨します。同盟軍が民を食わせる保証はなく、その中で自分だけ本国に戻る事などできないというのです。明朝までに答えを出してほしいと伝え屋敷を出ると、昔恋仲だったフィーアとその息子のカールに出会います。フィーアは軍人となったケスラーと分かれクラインゲルト子爵の息子、アーベントと結婚していました。そのアーベントもまた軍人になり、2年前に戦死してしまったといいます。フィーアは何もかも奪っていく戦争への批判をケスラーに訴えます。

明朝、クラインゲルト子爵はフィリアとカールをオーディンへと送り、そこでケスラーにクラインゲルト家を再興できるよう取り計らってもらう事を条件に作戦を了承します。クラインゲルト子爵自身はやはり食料ももたない領民を置いては行けないので、同盟軍に殺されるにしろ領民に殺されるにしろ思い出のあるこの地で果てたいとの事です。屋敷の民衆の代表に、自分も留まるから大丈夫だと食料の徴収に応じさせます。ケスラーはフィーアに顛末を伝え連れて行こうとしますが、夫はこの国を全てを愛していたとして拒否します。結局約束が果たせないまま作戦は実行されてしまいました。

混乱を起こさせずに民衆から一切の食料を引き上げるのは難しい作業でしたが、民から尊敬されているクラインゲルト子爵の言う事だからこそ民衆の代表達も聞き入れました。説得には日頃の行いが重要です。
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2014年10月13日

銀河英雄伝説12

ヤンや統合作戦本部長はイゼルローンを落とせば講和の流れになると考えていましたが、むしろ逆に国民は帝国への勝利を強く望むようになってしまいました。この日は政府の最高評議会があり、軍部からの帝国領に対する出兵案が議決されます。そこにはあのトリューニヒトも参加します。

財務担当大臣は国家財政の破綻を理由に反対し、講和を提案します。人的資源委員長も軍事方面に優秀な人材を採られ過ぎ民間には老人と若年者しか居らず社会構図が歪んできていると反対します。また民衆も長期化する戦争の負担に堪え兼ねているとの意見も上がりますが、出兵賛成派のウィンザー婦人は、その不満を利己主義と批判し帝国を倒す事が同盟の崇高な理念であると感情論を振りかざします。他の賛成派はなんと評議会への下がり行く支持率を回復させる為に出兵させようといいます。

結局賛成派多数で出兵は可決させてしまいました。トリューニヒトは民衆からの支持を失わないよう計算し敢えて賛成せず、マスコミに出兵に反対したとアピールしています。ヤンは出兵についてグリーンヒル大将から呼び出されオフィスに向かうと、そこには今回の出兵案を評議会に提出したフォーク准将も同席しており、出兵に反対した事で噛み付かれます。フォークが退席した後グリーンヒルから正式に第13艦隊として出兵に参加してもらうとの命令を受けました。

帝国領と同盟領を行き来できるもう一つの航路をフェザーン回廊といい、そこには二国間の情報交換、物流、人の往来を支配しているフェザーン自治領があります。二国間の亡命も殆どがここを介して行われるので、どちらも高等弁務官を駐留させています。現在の領主は初代のレオポルド・ラープから数えて5代目のルビンスキーです。彼は同盟から手に入れた帝国領侵攻作戦の情報を帝国の弁務官レムシェイドに教えます。

同盟では遠征についての具体的な行動計画を決める軍事会議が開かれていました。投入される兵力は30770400名にも上ります。作戦参謀はフォーク准将で作戦に関する質問には彼が答えます。フォークは帝国領に侵攻したらどう行動するのかという質問に高度な柔軟性を維持しつつ臨機応変に対応することになると、抽象的な答えしか返しませんし、ヤンの隊列が長くなり過ぎて側面から分断されるという発言に対しても臆病であり味方の士気を削ぐ利敵行為だと中傷してきます。口達者でその後もだらだらと熱っぽく持論を展開し続け会議は終わります。

フォークは出世欲が強くヤンをライバル視しており、今回の作戦も自身が出世する為に私的ルートを使い評議会へ提出したのです。本部長はこの作戦が終わったら退役しなければなりません。本部長はフォークのような人間を排除するためヤンには元帥になって貰いたいと言います。自由惑星同盟遠征軍は総司令部をイゼルローン要塞内に移し8個艦隊20万隻を出撃させました。そして銀河帝国はラインハルトに迎撃を任せるのでした。

フォークのような大言を並べて陶酔するタイプは身近にも何人かいましたが彼らには責任感が全くないという共通点がありますので話を聞くと時間を無駄にします。
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2014年10月12日

銀河英雄伝説11

アンネローゼが後宮に入り皇帝からの寵愛を失ったシュザンナはアンネローゼに対して殺意を抱いていました。出世していくラインハルトが邪魔だったブラウンシュヴァイク家のフレーゲルはシュザンナに近づきアンネローゼ暗殺に力を貸します。

ラインハルトは自分あてに来た手紙をキルヒアイスに見せます。内容はG婦人に対してB婦人が殺意を抱いているというものでした。G婦人とはグリューネワルト伯爵夫人でアンネローゼ、B婦人はベーネミュンデ侯爵夫人でシュザンナの事をさしていると思われます。宮廷内は醜い感情と陰謀が渦巻く危険な場所で、この手紙が来たという事はシュザンナにも敵がいるという事です。早速ラインハルトはオーベルシュタインに調査させる事にします。

誰が流したのか、シュザンナがアンネローゼに殺意を抱いているとの噂が宮廷中に広がり、皇帝はシュザンナを地方の荘園へ移しました。シュザンナはこの処置をアンネローゼが皇帝をそそのかしてやらせたものだと思い込み、フレーゲルにアンネローゼ暗殺を実行するよう頼みます。使用人を使いアンネローゼにラインハルトが負傷したという嘘を伝え、見舞いにいかせる口実で外に連れ出しますが、その途中でラインハルトの配下の二人とすれ違います。二人は慌てて西の郊外へ向かっているアンネローゼを不思議に思いキルヒアイスに報告します。

手紙の事を思いだしアンネローゼに暗殺の危機が迫っていると直感したキルヒアイスはラインハルトに連絡を入れようとしますが規則で軍事会議中は取り次げず、自分達3人で解決する事にします。

アンネローゼが乗っていた車を森の別荘で発見した3人は外で見張っていた部隊を倒し別荘内に突入します。アンネローゼはナイフを持ったシュザンヌに人質に取られていましたが後から来たオーベルシュタインがブレーカーを落とす事で無事取り返す事ができました。4人はラインハルトに事の顛末を説明し、オーベルシュタインは裏にフレーゲルがいる事を伝えます。

皇帝の勅命によりアンネローゼ誘拐、暗殺未遂の罪でシュザンナは処刑され、表向きには病死という形で処理されました。

アンネローゼが現れたせいで皇帝の寵愛を失ったのではなく寵愛が無くなったからアンネローゼに走ったのでシュザンナは暗殺に成功しても昔に戻る事はなかったでしょう。大事なものをなくしたら取り戻せるかとそうでないかを冷静に見極め、後者なら諦める潔さを持たないと周りが見えなってしまいます。
posted by 河野 at 15:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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