2014年10月17日

銀河英雄伝説16

ヤンは自軍の撤退が完了するまで殿を引き受け密集隊形をとりつつ砲火を集中します。ラインハルトは両翼を伸ばし第13艦隊を包囲しようとしますが、先ほど功を焦って兵力を減らしたビッテンフェルトの持ち場が手薄になっておりそこを突き破られて撤退が完了した同盟軍諸とも逃がしてしまいました。

3000万人の兵力を送りながら2000万人を失い敗北した今回の戦いによって評議会の賛成派メンバーは全て辞職し反対した3人だけが残りました。暫定政権の首班はトリューニヒトが務めることになります。

ラインハルトの元に皇帝が崩御したとの報が届きます。皇位を継承する可能性があるのは三人で、ブラウンシュヴァイクに嫁いだ皇女アマーリエの娘エリザベート、リッテンハイムに嫁いだクリスティーネの娘サビーネ、急死したルートヴィヒ皇太子の息子エルウィン・ヨーゼフです。エルウィンは貴族の後ろ盾がない上に5歳ですが、国務尚書のリヒテンラーデが貴族の専横を防ぐため擁立しようとしています。ラインハルトは固有の武力を持たないリヒテンラーデが自身を頼ると踏み、高く売りつけるつもりです。

ヤンは敗戦の責任を取って左遷されるキャゼルヌの見送りに空港へきていましたが、同じ便で出発する退役したシトレに出会います。シトレはヤンに以前にも言った軍部内で重要性を自覚するよう促して空港を後にします。イゼルローン方面軍の司令官に就任する予定のヤンはキャゼルヌに自分の所で働いてほしいとの頼みを快諾してもらい見送りを終えます。フェザーンではルビンスキーが地球教と呼ばれる教団の司教と密会をしていました。地球教はフェザーンを作った黒幕で同盟も帝国も倒すのが目的のようです。

エルウィン・ヨーゼフ2世が皇位を継承し、ラインハルトは公爵になりました。お互いを利用し合うリヒテンラーデとラインハルトの枢軸体制です。キルヒアイスはブラウンシュヴァイクもリヒテンラーデもこのまま終わるとは思えない、この不安定な時期を同盟軍に突かれはしないかと懸念しますがラインハルトには策があるようです。二人はようやく皇帝から解放されたアンネローゼの元を訪れ祝福します。

大将となったヤンはイゼルローン要塞とその駐留艦隊の司令官に就任します。主要なポストには第13艦隊の構成員が就き、あのユリアンも軍属と参加します。これで同盟も帝国も新体制が整いました。

ヤンは知略に優れていても軍事をよく知らない上、支持率を第一に考える政治家の決定に従わなければならないので、このままですとそういった問題がないラインハルトにまた負けるでしょう。手足が賢くても頭が愚かだと絶対に勝てないものです。
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2014年10月16日

銀河英雄伝説15

補給を断たれた同盟軍は各艦隊が駐留している恒星で帝国軍に総攻撃をうけます。ヤンの第13艦隊にも、敵将カンプが進撃してきます。ヤンはフィッシャーという艦隊運動に優れた副司令官に、半月陣形を作り出させ、敵艦隊右翼、左翼を交互に攻撃します。相手のペースに呑まれまいと向こうも半月陣を敷いてヤンの動きに合わせてきますが艦隊運動の腕はこちらが上ですので、一旦ひいて陣形を整える必要が出てきます。ヤンはもう同盟軍に勝ち目はないと考え、戦力温存のためカンプが艦隊を退いたタイミングに合わせて脱出します。

イゼルローンへ向かう途中、第7艦隊がいた空域を通ると、こちらの4倍の兵力をもつキルヒアイスの艦隊が迫ってきました。キルヒアイスは艦隊を4つに分け2時間交代で間断なく攻撃を加え続けてきます。殲滅するのではなく疲労と消耗を増大させて降伏に至らしめるのが目的です。ヤンはU字の陣形をとって敵の1隊を三方向から攻撃し怯ませ、その隙に撤退する作戦を組みます。

各艦隊は物資の窮乏で苦戦を強いられ、8個艦隊中第3艦隊が撃沈、第7、第12艦隊が降伏し、第9艦隊は被弾時に司令官が重傷を負い交代、第10艦隊は殿を務めた末司令官のウランフが戦死し、両艦隊とも半数を失っています。第5第8艦隊も3割の損害です。グリーンヒルがロボス総司令官にイゼルローン要塞への撤退を進言しますが却下され残存戦力をアムリッツァ星域に集結させるよう命令されます。

召集によりヤンはその場を離れアムリッツァに辿り着きます。ヤンはアムリッツァに爆弾を落とし揚力を上乗せした高速移動をもって斜め前方に布陣しているミッターマイヤーの部隊に不意撃ちを食らわせます。以前アスターテでやられた不意打ちのアレンジです。こちらの進撃にあわせて反撃してくる事を読んでいたので追わずにいると今度はビッテンフェルトの部隊から突撃を兼ねた砲撃を受けます。上手く躱しますが後ろにいた第8艦隊が直撃を受け壊滅してしまいます。このまま自分の手でヤンも倒し戦いを終わらせたかったビッテンフェルトは短距離砲、ワルキューレを準備しますがその隙にヤンから反撃を受け進撃が止まります。

集結した同盟軍はアムリッツァの横で布陣し、背後は宇宙機雷を撒いて守っていましたが、キルヒアイゼンが回り込んでゼッフル粒子を使い一掃してしまいます。これによって同盟軍は挟み撃ちまで受ける形になってしまいました。

また各個撃破という形でやられてしまいました。各艦隊はその場で交戦せず味方と合流後一艦隊ずつ反撃するという戦法をとれれば被害も少なく抑えられロボスも冷静になれていたかもしれません。戦力集中の原則はイベントやビジネスにおいても応用できます。例えば誰かを説得しにいくのであるなら最低3人以上の頭数を揃え相手が納得しそうな資料を用意してくる、という具合です。
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2014年10月15日

銀河英雄伝説14

同盟軍は罠とも知らず200以上の恒星を占領し、そこで早速住民達から食料の支給を求められます。護民、解放を旗印にする同盟軍はこれに応えますが、住民の数は5000万人を超えますので、ただ食料を与えるだけではいけません。植物学や土木学に詳しい同盟軍のヴァーリモントは住民が自活できるよう土地の開墾を命じられます。順調に作業が進めていく中、滞在していた土地の村長に娘のテレーゼをあてがわれたり食事の接待を受けるようになります。ヴァーリモントに近づきながらも村長はいつまで同盟軍と上手くやっていけるか案じていたのです。小さな星を見つけて妻や子と平穏な暮らしをするというささやかな夢を持つヴァーリモントにテレーゼは理解があり思いのほか相性がいいようです。

現地からイゼルローン司令部送られてきた物資の要望書にある数字は凄まじく、穀物だけで50億トンにも及びます。イゼルローンの倉庫をからにしても7億トンしかありませんので後方支援を担当しているキャゼルヌはロボス総司令官にこの事を伝え、この補給線上の過大な負担が敵の作戦なのではないかと提言します。しかしロボスは占領政策上やむを得ないので本国へ要請を命じ、横にいた参謀のフォークも心配ないとあしらいます。後方支援に優れているキャゼルヌは要請に向かいながらも既にこの作戦の失敗を悟り、ヤンの身を案じるのでした。

要請を受けた本国はその要求の大きさに動揺しますが、例によって評議会の支持率の為今更止める事も出来ず了承します。ラインハルトの手を読んでいたヤンは第10艦隊のウランフ中将に、食料が枯渇する前に占拠地を放棄して撤退し、総司令部にもビュコック提督を通して上申すると伝えます。ウランフもヤンの意見を聞き撤退する事にします。しかし、既に遅くハイネセンから出航した輸送艦隊はラインハルトが派遣したキルヒアイスの艦隊によって撃墜されてしまいます。フォークから当分物資の補給を望めないとの報告を受けた前線部隊は民間人から食料を略奪するしかなくなります。今夜食べるものまで奪われた民間人は各星々で暴動を起こします。ヴァーリモントが赴任していた土地でも村長が中心となって決起し同盟軍に襲いかかり殺し合いに発展します。しかし軍隊に勝てるはずもなく村長は殺されてしまいます。

ヤンからの上申を受けたビュコックは総司令官と連絡を取る際、間に入っているフォークと口論になり彼を持病のヒステリーで失神させてしまいます。他のものが来て、ようやく取り次いでもらえるかと思えば総司令官は昼寝中であったため自分の判断で戦う事を伝え通信を切ります。

領内まで誘き寄せ、補給も断ち準備が整ったラインハルトは総力をもって同盟軍の殲滅に向かうのでした。

民衆は同盟軍を憎んでいますが元々は帝国軍がこうなる事も織り込んで立てた計画です。力がない人々にとってはどの陣営も味方ではなく利用される相手でしかありません。
posted by 河野 at 15:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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