2014年12月10日

銀河英雄伝説25

出迎えに待っていたラインハルトは、帰投したキルヒアイスと、自室でベスターラントの虐殺黙認の件について口論になります。ラインハルトは「戦略的にも政略的にも止むを得ない手段だった」と説明しますが、キルヒアイスの「政略のために民を犠牲にするならばルドルフ・フォン・ゴールデンバウムと変わらない」との答えに怒ります。二人は分かり合うことがないまま話は終わります。

キルヒアイスが退席した後、ラインハルトはアンネローゼからのビデオレターを見ていました。「なんでもジークに相談するように」「煩わしく思えても、失って後悔するより失われない内にその貴重さを理解して欲しい」というアンネローゼの言葉に「そうかもな」と独りごち、口論になりながらもキルヒアイスの判断力の高さを認めているようです。ラインハルトはオーベルシュタインを呼び出し、ヒルダからのビデオレターを見せます。内容は「リヒテンラーデが残った帝国貴族の間を動き回っている」というもので、オーベルシュタインには祝勝式典後、一足先にオーディンに戻りこの謀略に備えるよう命令します。命令を受けたオーベルシュタインはキルヒアイスの重用について言及します。オーベルシュタインには「ナンバ−2不要論」と言う持論があり、強固な社会体制を作るためにはラインハルトが絶対者でなければならず、キルヒアイスも他の将校と同列に置くべきだというのです。オーベルシュタインの勢いに折れたラインハルトは、「くどくど言うな」とその提案を了承することにします。

祝勝式典を終えた後、ラインハルトは捕虜の引見を行なうため将校を集めました。今までキルヒアイスだけは他の将校とは違い、銃の持ち込みも許可されていましたが、今回からそういった特別扱いは無くなっています。まずはファーレンハイトがその将才をラインハルトに買われ、帝国軍の列に加わることを許されます。次にブラウンシュヴァイクの遺体を携えるアウスバッハの番になりましたが、ラインハルトの目の前まで来た時、主君の仇を討つため遺体に隠したバズーカ砲を取り出して発射するのでした。

ラインハルトはオーベルシュタインの策に乗ったことで民衆の支持を得ていますが、本当のところはいずれバレるでしょうし、そうなれば見殺しにされた民衆の関係者が新たな反乱の火種となり、それがいずれ発展してまた内戦が発生し、結局いつかまた大勢死ぬことになるとも考えられないでしょうか。古い権力者を排除して自分が新しい権力者になったから民衆がついてくるのではなく、民衆がついてくるから権力者になれるわけです。オーベルシュタインの考えも潜在的に発生する死者の数はそう大差ないとするなら権力者としてケチがつかない分、キルヒアイスの言っていることの方が正しいという話になります。
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2014年12月04日

銀河英雄伝説24

第11艦隊を破ったヤンの元に各地から支持が寄せられ、首都を占拠した救国軍事会議は完全に孤立していたものの、自動防空システム、「アルテミスの首飾り」を頼みに抵抗を続けていました。ヤンは首飾りをあまり問題にはしていないですが、敵の戦意を挫き降伏を促す為に敢えて破壊するつもりです。ヤンにとって重要なのはハイネセンにいる10億人以上の国民の安全です。彼らが人質にされる恐れがあるのです。その問題を解決するため、ヤンはバクダッシュに今回の救国軍事会議のクーデターが、ラインハルトによって唆されたものであった事の証人になってもらうことにします。

ハイネセンにバグダッシュの証言が放送され、軍事会議首脳部は動揺します。グルーンヒル大将は勝つために敵を貶める嘘を喧伝しているとヤンへの失望の意を表しましたが、そんなグリーンヒルをリンチ少将は全てが本当の事だと、証拠の書類を見せつけて驚愕させます。リンチ少将の本当の望みは、帝国軍に取り立ててもらうことなどではなく、自分の正しさを信じて疑わない者に、弁解しようもない恥をかかせてやることだったのです。リンチと揉める首脳部にヤンの艦隊がハイネセンに接近しているとの報が届きます。

ヤンは首飾りを破壊するため、氷塊をくり抜いて取り付けたバザードラムジェットを複数発射します。これらは星間物質をエネルギーとして吸収し光速に近い速度を出すので、相対性理論に基づいて質量も飛躍的に増大します。首飾りは全て破壊し尽くされ軍事会議は、もう抵抗は国家に傷を残すだけと理解し降伏することにします。首脳部は最後に自分達の蜂起がラインハルトに踊らされたものであったという証拠を消すため、リンチと撃ち合いになり、グリーンヒル、リンチは死亡します。首脳部のエヴェンス大佐は、衛星軌道上に展開し降下作戦に移ろうとしていたヤンに、議長代行という形で連絡を取ります。グリーンヒルの死を告げ、降伏を宣言したものの、最後まで自分の主張を曲げることはありませんでした。エヴェンス大佐は自殺し、シェーンコップ率いる降下部隊によってクーデターは鎮圧されました。

ヤンはビュコック提督への挨拶を済ませたところで、逃げ延び、地球教信者に匿われていたトリューニヒトから呼び出しを受けてしまいました。トリューニヒトの所に着くと既にマスコミを用意して待っており、早速握手している所を撮影されてしまいます。またしても権力のために利用され立腹していると、ユリアンから帝国軍の名将と名高いメルカッツがヤンを頼って亡命してきたと伝えられ急いで会議に向かいます。幕僚達と話し合った結果、受け入れることに決まりヤンがその旨をメルカッツとその側近のシュナイダー少佐に伝えます。帝国側の内戦も終わりが見え、ヤンは、こちらを潰しに来るであろうラインハルトの次の戦略に思いを馳せるのでした。

狂気の行動の果てにリンチは射殺されました。前の回でラインハルトに「お前に生きる価値があると思っているのか。そんなになってもまだ命が惜しいのか。」と問われていましたが、これがそれに対する本当の答えでしょう。リンチの話には一番大事な戦いから逃げると、自分を肯定できなくなり自滅の道を歩むようになるという教訓があります。私は市役所巡って選挙ポスター掲示場の資料を収集、奈良で後援会メンバーの接待、ボランティア活動を通して地元紙に写真を掲載してもらうなどの活動を通して統一地方選挙という大勝負に参加しています。

今の日本を変えたくても自分で立候補するだけの力がない貧困層の人には、それが出来そうな人物にお金や労力を投入して一発逆転を狙う以外に道はありません。今この時が、逃げてリンチのような生きる屍になるか、戦って勝ち、ロイエンタールやミッターマイヤーのような勝ち組になれるかの分かれ道です。
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2014年12月02日

銀河英雄伝説23

苦戦するリップシュタット連合軍は籠城戦に備え、未だ自軍の支配下にある星からの搾取を強めていましたが、民衆も貴族支配のタガが緩んできている事を敏感に感じとっていました。ブラウンシュヴァイク公の領地の一つヴェスターラントでは反抗の機運が高まっており、それに対してここを統治している公爵の甥、シャイド男爵が弾圧を加えたことで、暴動が発生し男爵は殺されてしまいます。それを知ったブラウンシュヴァイクは激怒し、ヴェスターラントへの核攻撃を決定します。側近のアウスバッハはこれに激しく抗議しますが決定は覆りませんでした。アウスバッハは人気のない所で「ゴールデンバウムは終わった」と独りごちます。

オーベルシュタインが送り込んだスパイがそれを耳に入れ、ブラウンシュヴァイクに告げ口したことで、知恵袋とも言われたアウスバッハは牢屋に押し込められてしまいます。メルカッツも核攻撃の件で面会を求めましたが、却下されます。オーベルシュタインから報告を受け、ラインハルトはヴェスターラントについては艦隊を派遣して核攻撃を阻止する考えでしたが、オーベルシュタインは、あえて血迷った貴族に事を為させて民衆へのプロパガンダに利用すべきだと提案します。そうすることで戦争は早期に決着し、結果として少ない犠牲で済むというのがオーベルシュタインの主張です。ラインハルトも人の命は単純な数字で論ずるものではないと反論しますが、向こうの言っていることも一理あります。ラインハルトは艦隊をヴェスターラントへ派遣させ、オーベルシュタインに報告させた核攻撃開始までの猶予、6時間後ギリギリまで判断を保留することにします。

実は攻撃は4時間後であり、ラインハルトが司令室に戻ると目の前のモニターには偵察機から送られている灰燼に帰したヴェスターラントの姿が映っていました。一足先にモニターを確認していたオーベルシュタインに図った事を咎めるラインハルトですが、手を汚さずに覇業は成せないことを理解し、この結果を最大限利用することにします。帝国全土に流れたこの映像によってブラウンシュヴァイクの残虐さがクローズアップされ、相対的にラインハルトへの期待が高まっていき、ラインハルトは帝国軍の英雄から帝国人民の英雄となりつつありました。貴族連合軍の支配下にあった植民星は次々と離反し、ガイエスブルグ内の兵士達からも脱走してラインハルトにつくものが数多く出ました。貴族や士官からの投降者も続出し、絶望した貴族の中には自殺する者も相次ぎました

ラインハルトさえ倒せば全てが上手くいくと、ブラウンシュヴァイクは残る兵力を結集させ最後の決戦を挑みます。メルカッツは無謀な出撃だと知った上で、今までゴールデンバウム王朝に仕えてきた軍人として最期を共にするべく同行します。帝国軍と連合軍が激しい打ち合いをする中、連合軍の攻勢が限界に達した頃合いを見計らって、一気に敵の艦隊を押し戻します。スパイから要塞主砲の制御室を制圧したと連絡を受け、ラインハルトはブラウンシュヴァイクを捕縛するため揚陸艦を派遣し、要塞を占拠します。連合軍側は最早ガイエスブルグに戻ることもできなくなりました。追い詰められたフレーゲルは滅びの美学を完成させるという自己陶酔のために名のある敵将に決闘を挑もうとして部下に殺され、メルカッツは自決しようとしたところを部下に諌められ、ヤン・ウェンリーを頼りに自由惑星同盟へ亡命することにします。

なんとか延命を図ろうとブラウンシュヴァイクは、部下に牢屋から出してもらったアウスバッハにラインハルトを籠絡するべく相談しますが、民衆に酷い仕打ちをした貴族を一掃すことがラインハルトのよって立つところであり、帝国一の貴族であるからこそブラウンシュヴァイクを生かしておく事はないと返されます。どうあっても助からないことを理解したブラウンシュヴァイクは、アウスバッハにラインハルトの簒奪の阻止を約束させ、毒をあおって死にました。ガイエスブルグ要塞は落城し、連合軍は壊滅したのでした。

今の日本を変えたくても自分で立候補するだけの力がない貧困層の人には、それが出来そうな人物にお金や労力を投入して一発逆転を狙う以外に道はありません。私は今年の5月から奈良に越っこし後援会の幹事として方方で統一地方選挙に向けて活動しています。高卒で職歴もない上、難病を抱え上肢に障害もありますので、何もしないまま衆院選後、自民党政権がもう4年続けば、さらなる大増税、外国人の移民関連法案の可決や社会保障の縮小、廃止によって、野たれ死にしかねない状況だからです。

自民党や民主党といったの古い時代の勢力が退いても戦いに参加していなければ、貧困層は貧困層のままです。結婚もできず、車も買えず、老いて病で孤独死か、路上で野垂れ死の運命が待っています。今回の銀英伝では、門閥貴族を倒したロイエンタールとミッターマイヤーが、「これからは俺たちの時代だ」と言っていましたが、それは彼らが次の時代の勝者、ラインハルトの覚えめでたき人物となるために戦ったからこその台詞なのです。
posted by 河野 at 19:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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