2012年11月01日

海軍戦略を学ぼうB


スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png
今日は根拠地の原則だ。平太くん


スクリーンショット(2012-10-19 23.44.35).png
はい、宜しくお願いします。


スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png
根拠地の原則とは、
国が海上を支配して活用する力、
シーパワー(海上権力)の維持の為に、根拠地の獲得が重要ということだ。
シーパワーの維持とは大規模な武器弾薬燃料、人員の補充や船体の修理、
造船、貿易船や漁船の護衛があたるな。

スクリーンショット(2012-10-19 23.44.35).png
そうですね、ですからもぎ取ったらがっちり守り抜かなければいけませんね!


スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png
いや、そこはこちらの陣営に取り込んだ
現地の有力者等に間接統治してもらって次の場所を獲りにいった方がいい。
もともと根拠地の獲得の目的はシーパワー(海上権力)の維持だろう?
いくら大事でも一つ一つの拠点に戦力を止めたら、
この前君の言った機動力を失うことにならないか。


スクリーンショット(2012-10-19 23.44.35).png
成る程…、できるだけ少ない戦艦で多くの拠点を確保してより広い制海権を得る訳ですね。
補給や戦力の補充を円滑に得られれば集中の原則も守り易いです。


スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png
そう、そして人口や資源で大陸国に大きく劣る場合の多い海洋国が敵国に勝つには
そのようにして海上で敵を殲滅し、上陸して占領するだけでなく、
海路を抑え、経済的打撃を与えるのも重要な戦略の一つなのだ。
逆に日本のようなあまり大きくない
海洋国が根拠地を奪われてしまうことがどういう事か分かるね?


スクリーンショット(2012-10-19 23.44.35).png
はい、資源の調達、海洋貿易、漁業がパーになって終わりです。


スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png
うん、以上の事を踏まえると、アメリカにとっての日本の利用価値の一面と
ロシアと韓国が実効支配を止めない理由、
軍事膨張を続ける中国が尖閣諸島や沖縄本土を狙う理由もよく分かるだろう。


スクリーンショット(2012-10-19 23.44.35).png
うーん、つまり各国の内政事情だけでなく、地理的に見ても
これから日本が戦争に巻き込まれるのは必然ということですね。


スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png

そのとおり。


私たちの活動に興味をもたれた方はメルマガ「秋月便り」を購読してください。
posted by 河野 at 00:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 秋月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月25日

海軍戦略を学ぼうA

スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png
この前の続きだが、
大陸国家は大陸内で他国が隣接している国、海洋国家は海に囲まれていたり、
海洋と関わりの深い国だ。もちろん日本は後者にあたる。


スクリーンショット(2012-10-19 23.44.35).png
はい、そこは地図を見れば分かります。


スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png
それで、我らが日本は海洋国家だから当然、海軍戦略が重要な訳だが、
海軍戦略には主に三つの重要な原則がある。
集中の原則、根拠地の原則 国際政治と不可分の原則だ。


スクリーンショット(2012-10-19 23.44.35).png
??、なんですかそれ?


スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png
ひとつずついこう。まず集中の原則だが、
これについては有名なランチェスターの二乗の法則から知る必要がある。


スクリーンショット(2012-10-19 23.44.35).png
ランチェスター?うわあ、もうついていけなそうです…。


スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png
これを知らないと始まらないからね。
君、隻数以外の条件を全く同じにしたとして、
小型戦艦8隻が白軍5隻、黒軍3隻に分かれて並び
一方がゼロになるまで先頭から集中的に被弾する形で撃ち合いを続けたら、
もう一方は何隻残ると思う?ちなみに艦は10発の砲弾で沈むとするよ。


スクリーンショット(2012-10-19 23.44.35).png
5−3で白軍2隻でしょうか。


スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png
残念。正解は白軍4隻だ。
さっき言ったランチェスターの二乗法則、
つまり「戦力は数の二乗になる」を使って証明しよう。
5^2ー3^2=2^2→(√25−√9=√16)で4隻。こうなる。

図にすると白軍を先攻として、
スクリーンショット(2012-10-25 10.40.52).png
黒軍を先攻にしても白軍4隻


スクリーンショット(2012-10-19 23.44.35).png
えーたったの1隻ですか。


スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png
白軍、黒軍の艦が、
例えば各6発ずつ先頭から順々ではなく全体射撃したなら、もっと差がつく。
砲撃総回数は30発と18発、
その被弾数を陣営ごとに平均すると白軍各3.6発、黒軍各10発。
つまり白軍5隻全て残存になる。
この例でも×10すると 36:100=6^2:10^2
で相手に与える損害が自軍の数の二乗に比例している事が分かる。


スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png
上記の例から、戦闘において数が如何に重要であるか分かるだろう。
数が減る程に全体の砲撃回数は減少し個々の被弾数は上昇する。
集中の原則とは、
勝利する為に、こちらの戦力を集中する事、分散させないという事だ。
だから数で劣るならば、よほど機体や指揮官に差がない限りは撤退した方が良い。
逆に例え敵の総数が膨大でも、
巧みに分断して各個撃破し続ければ勝てる可能性が生まれてくる。


スクリーンショット(2012-10-19 23.44.35).png
成る程。
あ、ということは、素早く戦力を集中させる「機動力」も非常に重要になりますね。


スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png

そういうことだ。


私たちの活動に興味をもたれた方はメルマガ「秋月便り」を購読してください。
posted by 河野 at 10:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 秋月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月20日

海軍戦略を学ぼう@

スクリーンショット(2012-10-19 23.44.35).png
なんか今まで戦争なんてよその国の出来事だと思っていたのに、
最近は中国が本気で日本を侵略しにきそうで怖いです。

 
スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png
尖閣諸島を巡る問題だね。
あれは日本の情勢だけでなく、中国内部の政治闘争も要因としてとしてあるんだ。


スクリーンショット(2012-10-19 23.44.35).png
??、外交や軍事を引き受けているアメリカが中東から動けないから
中国が日本をとりに来たと思っていました。


スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png
それもあるけど、まず向こうも権力構造が複雑で常に複数の派閥が存在している。


スクリーンショット(2012-10-19 23.44.35).png
具体的にはどんなのがあるんですか?


スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png
特に力があるのが太子党(上海閥)と団派(北京閥)だね。
太子党は古くから中国を支配する世襲の権力層、
団派が若手エリートの育成機関で革新派だ。


スクリーンショット(2012-10-19 23.44.35).png
へ〜。


スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png
で、続きになるけど今回の尖閣問題は
その革新派の団派が引き起こしたものと見ている。
戦争になって勝てば日本が領土として手に入るし、
万が一他国の介入で負けても太子党等の既得権益層が崩壊するかもしれない。
戦争を支持してくれる強力な伏兵もいるしね。
 

スクリーンショット(2012-10-19 23.44.35).png
ああ成る程、既得権益層に不満を持つ大半の中国国民ですね!
彼らは日本以上に共産党独裁体制も破壊したいという訳だ 
…という事はもう尖閣問題は戦争に発展する可能線の方が高い訳ですね。


スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png
そう。だというのに当の日本人は敗戦国で非現実的な平和主義教育を施されているからか、
ここまでやられて「話し合いで解決しよう」などと、
戦争や軍事に対して拒絶反応を示す人が多いね。
また、福島原発の現状を見ても分かるように、
「都合の悪い出来事は見て見ぬ振りをする」傾向が、この分野にかけても見られる。


スクリーンショット(2012-10-19 23.44.35).png
私も昔は、アフガンやイラクでアメリカが独裁者を倒す為の戦争をしてるってテレビで
よく見てたけど結局遠くの出来事で、自分には関係ない話だと思っていたんですよ。


スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png
大多数の日本人の、戦争に対する認識はそんなものだろうね。
本来政治と同じ位身近で現実的な物事として捉えておかなければいけないんだ
ましてや気候変動と資源枯渇が進行している今ならなおさらそうだ。
これから大きな紛争や戦争が増えていくのは当たり前、日本の都合は関係ない。
日本人はもっと戦争や軍事戦略について学ぶべきだ。


スクリーンショット(2012-10-19 23.44.35).png
それも大急ぎでする必要がありますね。


スクリーンショット(2012-10-19 23.45.07).png
そうだね、激動の時代は物事の流れが早く、取り返しのつかない事が多い。
そして戦争になればいつだって一番無惨な目に遭うのは一般人だ。
そうならないように、軍事戦略、特に海洋国家である日本にとって重要な
海軍戦略ついて解説させてもらうけど、
読んでくれる人にも「そんな目に遭いたくない」という強い決意を持って頂きたい。


私たちの活動に興味をもたれた方はメルマガ「秋月便り」を購読してください。
posted by 河野 at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 秋月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。