2016年08月09日

領土拡大を目指すイスラム国

連日世界中でテロを引き起こしている過激派組織「イスラム国(IS)」ですが、イスラム国は名前から連想されるような正式な国家ではなく、イスラム教スンニ派の過激派組織アル・カイーダから分派した組織です。イスラム国が他の過激派組織と異なるのは、アフガニスタンのタリバンなどは自国での政治的主導権の掌握を目的にしているのに対し、イスラム国はイスラム圏の統一を目的にしている点です。

イスラム国は2020年には西はポルトガルから東は中国の一部まで、つまり歴史上一度でもイスラム教国家が樹立された地域はイスラム圏なので領土として奪還するとしています。彼らは独自のネットワークで世界中から戦闘員を調達してテロ行い、その結果として非イスラム教徒から弾圧されたイスラム教徒の一部もイスラム国に加わるので、EU(欧州連合)の難民規制や米大統領選挙の共和党候補ドナルド・トランプ氏のイスラム教徒排除発言は、イスラム国にとっては歓迎すべき現象です。

しかし、世界中からイスラム国に戦闘員が集まる一方で、アメリカやイギリスなどの有志連合の空爆、イラク軍やクルド人の地上攻撃により支配地域は縮小しており、依然世界にとって脅威であることは変わりませんが、その影響力は徐々に減少していると言えます。
タグ:国際情勢
posted by 河野 at 14:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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