2016年02月18日

NHKスペシャル アジア巨大遺跡 第4集「縄文 奇跡の大集落」

NHKスペシャル アジア巨大遺跡 第4集「縄文 奇跡の大集落」を視聴したので感想を述べたいと思います。

この番組の主旨は、海外の縄文研究や青森県三内丸山遺跡の発掘調査で、日本最大級の竪穴住居や、専門的な技術者の存在をうかがわせる巨大な物見櫓、大規模な道、解明に向けた調査が続いている謎の遺構といった非常に大きな労働力を必要としたと思われる土木工事の痕跡、大量の土器と魚、動物の骨、胡桃や発酵させて酒にしたとも言われる接骨木の種、栗といった80種類にも及ぶ植物に加えて翡翠や耳飾りといった装身具まで見つかり、発掘物の年代から1500年もの間、縄文人は豊かで文化的な定住生活を、同じ頃西アジアで栄えていたメソポタミア、エジプト、インダス、中国文明とは異なり、農耕ではなく狩猟採集を生活基盤として営んでいたことが分かったと言うもので、

遺跡から採取した土に含まれている縄文時代の花粉を年代ごとに分析した結果から、丁度集落が形成されたおよそ6000年前にブナ、ミズナラの花粉が激減し、代わりに栗の花粉が急増しており、集落全体に広がる花粉の飛散状況と発掘された炭化物の付着した土器から栗の植林と煮炊きも行うことで、豊富な食糧事情を背景に文化を発展させていた。

西アジアや中国が農耕生活に変わったのは約1万年前で、交易を通じて縄文人にも農耕は伝わったものの、約15000年前を境に氷河期が終わりに近づいて植生が変化し、さらに約9000年前に日本海に暖かい海水、暖流が流れ込んでで生まれた四季の恵みを活用する事で狩猟採集のまま1万年以上持続可能なライフスタイルを築き上げられたため移行する必要がなかった。

「火焔型土器」に見られるような縄文時代独自の文化である土器の紋様の意味するところについては縄文土器と同じような紋様を持つ土器を使っているというパプアニューギニアのクトゥマの村で研究されした結果、その多くが自然にまつわるものを表す精霊をかたどっているものであり、縄文土器にも同じ自然環境そのもの中で生きる人々の思惟が現れている。

均整のとれた立ち姿が特徴的な山形県舟方町の「縄文の女神」、お腹や腰の柔らかい曲線がふくよかな体型を際立たせている長野県茅野の「縄文のビーナス」、祈りを捧げているようにもみえる青森県八戸の「合掌土偶」といった個性的な造形をした土偶は祭りなどの儀式で使われていたと考えられ、三内丸山の土偶を調べてみると集落が築かれた時期から大集落へと発展して周辺の集落から住居がなくなっていく過程で出土する数が増えており、人々を集め、心の拠り所となって大きな集落を安定させる役割があったと推測しています。

最後に約2300年前、縄文が大陸からの技術を受け入れた詳細な理由について明らかになっていない水田による米作りを行う弥生時代が到来して以後、社会には富が蓄積され、国家が出現し日本列島から縄文の陰が薄れていくなか、現代の日本でも縄文から受け継ぐものとして、樹液をとって切り倒し、新たに苗木を植え再び樹液が取れるようになるまで待つことで森を持続させている漆づくりの文化を紹介しながら、現代において私たちは自然の資源を持続的に扱っておらず、破綻が秒読みの段階に来ているとして、私たちの子や孫だけでなく、次の1万年を生きる人々のためにも縄文の知恵から自然を持続的に活用する方法を学ばなければならないと主張しています。

縄文人は世界史上最も豊かな狩猟採集を可能にする自然環境を持続的に活用しようとしたが故に農耕に移行できず、気候変動による寒冷化と火山噴火で数を激減させ、弥生人が日本国内における主要なプレーヤーとなりました。逆に言えば何もしなくてもそれなりの数が残ったということであり、縄文人は危機に対するこの選択を成功体験として記憶しています。そして現在、その子孫である多くの日本人も遺伝子情報に基づいて同じ生存戦略を採用しています。彼らの考え方は、気候変動や大地震、火山噴火、放射能、民族移動が迫っていても、移動したり慣れないことを始めればかえって命を縮めるかもしれないので、ならば難しいことも先のことも考えずその日暮らしを続ければいい、というもので確かに数は多いですからある意味合理的です。

卑近な例ですが、私が以前勤めていた会社で一緒に貯金の話をしていた同僚も、彼の貯金が当時39歳にしてゼロであった理由について「明日死んだら勿体ないから」と言っていました。このような縄文人の生存戦略は楽ができますしX遺伝子なら残るでしょうが、あまりに主体性がなく、何よりも自分で物事を決められない若い世代に対して無責任です。彼らの生きかたに違和感が覚えられ、確定した気候変動と民族移動の時代に対応するための避難訓練や免許合宿、外国人との交渉、犯罪者への対処について知りたい方は続報をお待ちください。2月22日はプロバイダー企業を相手取った裁判があります。
タグ:政治活動
posted by 河野 at 23:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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