2015年05月31日

アルツハイマー病は脳萎縮の前にさえ記憶喪失を引き起こす


脳タンパク質は健康な脳についての、記憶喪失のような痴呆症の進行における重要な要素であると、サセックス大学が新しく発表した脳萎縮の身体的兆候の研究結果を前にしてさえ信じられています。

今日(5月29日)、ネイチャー・パブリッシング・グループジャーナルのサイエンスレポートで、アルツハイマー病と記憶喪失のつながりについての研究結果が明らかにされました。

アルツハイマー病の特徴は、脳組織でアミロイドが形成されることです。これらのアミロイドは不溶性タンパク質、”アミロイドβ”から構成され、病気の進行上重要な”オリゴマー”と呼ばれる小さな組織を形成します。

これらのタンパク質がアルツハイマー病に関係していることは知られていますが、それがどのようにして記憶喪失につながるのかについては、ほとんど何もわかっていません。

サセックスの神経科学研究員は、アミロイドβが健康なカタツムリ(ヨーロッパモノアラガイ)の脳をどう冒していくのか、食事の実験を通して、その結果を注意深く研究しました。

その結果、アミロイドβの影響を受けている彼らの脳組織は、たとえ損傷を受けた兆候を示さなかったとしても、実験の24時間後には記憶にかなりの障害が出たことがわかりました。

アルツハイマーの病状でよく知られている記憶喪失は、アミロイドβだけで十分引き起こされることが証明されたと、論文の主執筆者であるレンジー・フォード氏は言います。

”我々が観察したのは、タンパク質を投与した後でさえ、カタツムリの脳は健康なままであったということでした。脳細胞の喪失も、細胞死の兆候も、動物としての正常な行動が変化することもありませんでしたが、記憶は失われました”

”これはアルツハイマー病のアミロイドタンパク質が、脳の神経細胞を殺すことで情動記憶に影響を与えているのではないということを示しています。アミロイドタンパク質は、記憶を保つために必要な特定の分子経路を目標にしているようです”

カタツムリの神経系を使った学習と記憶の分子メカニズムの実験の創始者であるサセックスの神経科学者、ジョージ・ケメンズ教授は言いました。”我々が記憶経路をよく理解できるよう、確立した記憶の損失と純粋なアミロイドβによる影響の関係を示すのに、カタツムリの単純な脳は理想的なモデルシステムです”

この試みは、記憶喪失における記憶経路の仕組みと影響の研究にプラットホームを提供します。

この研究の上席でサセックス大学ディメンティア・リサーチ・グループの共同監督も務めているサーペル教授はこう言います。”どのようにしてアルツハイマー病が発病するのかを理解することが、この病気と闘うための治療法を見つける上で非常に重要です”
posted by 河野 at 15:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 翻訳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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