2014年12月02日

銀河英雄伝説23

苦戦するリップシュタット連合軍は籠城戦に備え、未だ自軍の支配下にある星からの搾取を強めていましたが、民衆も貴族支配のタガが緩んできている事を敏感に感じとっていました。ブラウンシュヴァイク公の領地の一つヴェスターラントでは反抗の機運が高まっており、それに対してここを統治している公爵の甥、シャイド男爵が弾圧を加えたことで、暴動が発生し男爵は殺されてしまいます。それを知ったブラウンシュヴァイクは激怒し、ヴェスターラントへの核攻撃を決定します。側近のアウスバッハはこれに激しく抗議しますが決定は覆りませんでした。アウスバッハは人気のない所で「ゴールデンバウムは終わった」と独りごちます。

オーベルシュタインが送り込んだスパイがそれを耳に入れ、ブラウンシュヴァイクに告げ口したことで、知恵袋とも言われたアウスバッハは牢屋に押し込められてしまいます。メルカッツも核攻撃の件で面会を求めましたが、却下されます。オーベルシュタインから報告を受け、ラインハルトはヴェスターラントについては艦隊を派遣して核攻撃を阻止する考えでしたが、オーベルシュタインは、あえて血迷った貴族に事を為させて民衆へのプロパガンダに利用すべきだと提案します。そうすることで戦争は早期に決着し、結果として少ない犠牲で済むというのがオーベルシュタインの主張です。ラインハルトも人の命は単純な数字で論ずるものではないと反論しますが、向こうの言っていることも一理あります。ラインハルトは艦隊をヴェスターラントへ派遣させ、オーベルシュタインに報告させた核攻撃開始までの猶予、6時間後ギリギリまで判断を保留することにします。

実は攻撃は4時間後であり、ラインハルトが司令室に戻ると目の前のモニターには偵察機から送られている灰燼に帰したヴェスターラントの姿が映っていました。一足先にモニターを確認していたオーベルシュタインに図った事を咎めるラインハルトですが、手を汚さずに覇業は成せないことを理解し、この結果を最大限利用することにします。帝国全土に流れたこの映像によってブラウンシュヴァイクの残虐さがクローズアップされ、相対的にラインハルトへの期待が高まっていき、ラインハルトは帝国軍の英雄から帝国人民の英雄となりつつありました。貴族連合軍の支配下にあった植民星は次々と離反し、ガイエスブルグ内の兵士達からも脱走してラインハルトにつくものが数多く出ました。貴族や士官からの投降者も続出し、絶望した貴族の中には自殺する者も相次ぎました

ラインハルトさえ倒せば全てが上手くいくと、ブラウンシュヴァイクは残る兵力を結集させ最後の決戦を挑みます。メルカッツは無謀な出撃だと知った上で、今までゴールデンバウム王朝に仕えてきた軍人として最期を共にするべく同行します。帝国軍と連合軍が激しい打ち合いをする中、連合軍の攻勢が限界に達した頃合いを見計らって、一気に敵の艦隊を押し戻します。スパイから要塞主砲の制御室を制圧したと連絡を受け、ラインハルトはブラウンシュヴァイクを捕縛するため揚陸艦を派遣し、要塞を占拠します。連合軍側は最早ガイエスブルグに戻ることもできなくなりました。追い詰められたフレーゲルは滅びの美学を完成させるという自己陶酔のために名のある敵将に決闘を挑もうとして部下に殺され、メルカッツは自決しようとしたところを部下に諌められ、ヤン・ウェンリーを頼りに自由惑星同盟へ亡命することにします。

なんとか延命を図ろうとブラウンシュヴァイクは、部下に牢屋から出してもらったアウスバッハにラインハルトを籠絡するべく相談しますが、民衆に酷い仕打ちをした貴族を一掃すことがラインハルトのよって立つところであり、帝国一の貴族であるからこそブラウンシュヴァイクを生かしておく事はないと返されます。どうあっても助からないことを理解したブラウンシュヴァイクは、アウスバッハにラインハルトの簒奪の阻止を約束させ、毒をあおって死にました。ガイエスブルグ要塞は落城し、連合軍は壊滅したのでした。

今の日本を変えたくても自分で立候補するだけの力がない貧困層の人には、それが出来そうな人物にお金や労力を投入して一発逆転を狙う以外に道はありません。私は今年の5月から奈良に越っこし後援会の幹事として方方で統一地方選挙に向けて活動しています。高卒で職歴もない上、難病を抱え上肢に障害もありますので、何もしないまま衆院選後、自民党政権がもう4年続けば、さらなる大増税、外国人の移民関連法案の可決や社会保障の縮小、廃止によって、野たれ死にしかねない状況だからです。

自民党や民主党といったの古い時代の勢力が退いても戦いに参加していなければ、貧困層は貧困層のままです。結婚もできず、車も買えず、老いて病で孤独死か、路上で野垂れ死の運命が待っています。今回の銀英伝では、門閥貴族を倒したロイエンタールとミッターマイヤーが、「これからは俺たちの時代だ」と言っていましたが、それは彼らが次の時代の勝者、ラインハルトの覚えめでたき人物となるために戦ったからこその台詞なのです。
posted by 河野 at 19:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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