2014年10月21日

銀河英雄伝説20

ブラウンシュヴァイクはシュターデン提督がメルカッツの案に修正を加えた作戦を採用します。内容は首都星オーディンからガイエスブルグ要塞までの航路上に偵察、連絡機能だけを残した九つの軍事拠点を設け、ラインハルトを十分要塞に引きつけてから二つに割った大部隊のうち一方をあたらせ、もう一方の別働隊を手薄になったオーディンに送り込み皇帝を擁するというものです。ラインハルトが何の備えも無く出撃するはずはないのですが、メルカッツは一度痛い目を見ないと別働隊を指揮するシュターデンも同行している貴族も分からないと考え異議を唱えませんでした。シュターデンの出撃を知ったラインハルトはミッターマイヤーに迎撃命令を出します。

アルテナ星域で機雷源を撒いたミッターマイヤーとシュターデンは、そこを挟んで睨み合い三日が過ぎようとしていました。ミッターマイヤーは疾風ウォルフと呼ばれるほど迅速な機動に定評のある将校でシュターデンはそれが全く動かない事に罠の危険を感じます。しかし部下達から慎重を通り越して臆病、これは敵の力量を計る為の出撃であると説得され仕方なく、隊を左翼と右翼に分け機雷源を迂回し挟み撃ちにする事にします。左翼部隊はシュターデンが、右翼部隊はヒルデスハイム伯が率います。

ミッターマイヤーは作戦を読んでおり、予め移動してから右翼部隊を側面から撃滅、すぐに時計方向に機雷源を迂回し背後から兵力が半減したシュターデンを撃ちます。シュターデンは体が悪いのか、吐血し拠点の一つレンテンベルク要塞に撤退します。ミッターマイヤーの勝利を確認したラインハルトは、ガイエスブルグ要塞攻略の橋頭堡とすべくレンテンベルク要塞も落としにかかります。

レンテンベルク要塞を攻略するのに最も効率がいいのは外壁にある入り口から第6通路に兵を送り込み中枢にある核融合炉を抑えてしまう事です。白兵戦が中心になるこの作戦にはロイエンタールとミッターマイヤーの部隊があたりますが、成功させるには強者であるオフレッサー上級大将の守りを突破しなければいけません。

第6通路に続く入り口から兵を送る事は出来ましたがオフレッサーは強く、先行した潜入部隊は皆殺されてしまいます。戦いぶりを見ていたオーベルシュタインは利用価値を見いだし、ラインハルトにオフレッサーの処遇について任せてもらいます。ロイエンタールとミッターマイヤーは自らが乗り込みロイエンタールを挑発して予め掘っておいた落とし穴にはめて拘束します。オフレッサーを失った連合軍は降伏し、レンテンベルク要塞は陥落しました。

連行してきたオフレッサーをオーベルシュタインは殺さずガイエスブルグ要塞に還します。オーベルシュタインはオフレッサーの主立った部下を全て処刑しておきブラウンシュヴァイクに裏切りの疑惑をもたせ、それが連合軍全体に波及するよう仕組んであったのです。目論見どおり濡れ衣を着せられ逆上したオフレッサーはアンスバッハに射殺されてしまい、その場に立ち会っていた将校達の間にも裏切りの疑念が蔓延します。

あからさまな撹乱作戦ですが謀略だらけの貴族生活を送ってきたブラウンシュヴァイクはまんまと引っかかりました。人を信じられない心は自分の事しか考えてこなかった人が受け取る最悪の報いです。

posted by 河野 at 20:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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