2014年11月19日

日本維新の会の陰謀3

橋下氏は日頃から石原氏のことを絶賛し、石原氏も橋下氏の選挙応援に熱心で時折会談するなど、両者は「価値観の一致する政治家」同士です。そもそも著名な人物として知られていた二人はどのような経緯で互いに知己を得たのでしょうか。二人を引き合わせた人物に、かつて住専の大口融資先として知られる「富士住建」の元社長、安原治氏の名前が上がります。

今から20数年前のバブル期、末野興産、朝日住建と並んで住専大口融資先の西のビッグスリーと呼ばれた富士住建は、グループ会社18社を抱え最盛期には住専から約3000億円、ノンバンクからは約一千数百億円、その他の銀行などから一千数百億円、総計五千数百億円もの借金を抱えたままバブル崩壊に伴って倒産、そして97年に安原氏は脱税で逮捕されました。

石原氏の出身は神戸で関西に石原後援会がありますが、安原氏はバブル期に会長を務めており、今尚彼の仕切りで続いています。この安原氏が、橋下徹後援会の有力スポンサーでもあるのです。知事になる前の弁護士時代に橋下氏の同級生でブレーンをやっていた不動産業者の紹介者を通して知り合った安原氏は、大阪市長選の最中も橋下氏のために必死に動いていたと言います。

橋下氏は08年1月の大阪府知事選挙で大阪府は夕張市と同じ破産会社と公言して当選するや、財政再建を大義名分に多くの府立施設を民間に売却する方針を打ち出しました。その一つとして俎上に上がったのが大阪府立体育会館です。体育会館の廃止、売却話は同会館が大相撲春場所の会場に使われることから相撲界をはじめ多くの府民の反対で白紙に戻りましたが、裏で業界では悪さをすることで有名だった金融業者と住専大口融資先の不動産業者が仕掛けたらしく、その不動産業者とは東京であったスルガコーポレーションの事件でスルガに暴力団系の地上げ屋を紹介した「光誉実業」です。体育会館を別のマンション建設販売会社に買わせて転売するという話が8割方進んでいましたが、その販売会社が倒産した為無しになったと言うのです。

スルガコーポレーションに事件とは、08年3月に同社が山口組の有力組織「宅見組」のフロント企業として知られる「光誉実業」が弁護士法違反で摘発された事件です。反社会性力との関係を問題視されたスルガコーポレーションは銀行融資を停止され同年6月に民事再生法の適用、上場廃止となりました。
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2014年11月18日

日本維新の会の陰謀2

2012年11月29日、合流した日本維新の会代表の橋下徹大阪市長と、旧太陽の党党首、石原慎太郎前東京都知事との共同記者会見が大阪市内で開かれました。彼らの合流の裏には震災復興利権が見え隠れしています。震災によって大阪はもちろんのこと、全国のゼネコンは東北に仕事を集中させておりこれからも土建工事が続きます。それも沈下した沿岸部を埋め立てるのに大量の土砂が必要ですので、石原氏が押さえている千葉県の土砂を東北に運ぶとという話になっていたのです。早く解散総選挙をやって第三極連合でキャスティングボードを握り、国交相のポストを取ろうという狙いがあったのかもしれません。

19兆円の震災復興工事を仕切っていたのはゼネコンの鹿島で、石原氏のバック。東北三県の中でも復興工事で先行しているのは小沢一郎氏の地元岩手県。小沢氏のバックも鹿島です。橋下氏が石原氏と連携したいと言ってきたのも、土砂利権を持ちゼネコン業界に影響力を持つ石原氏と組むことで何がしかの見返りを期待していたからではないでしょうか。

最初橋下氏は、石原氏とは一緒にやりたいが、たちあがれ日本とはカラーが違うとすぐには合流しませんでした。それが一変したのは日本維新の会の立候補者選定委員会のトップに呼んだ、竹中平蔵元経済財政担当相の存在があったからではないでしょうか。竹中氏は在任中ゼネコンを集めて合併しろと無茶な要求を出したおり、ゼネコン、中でもマリコンと親しい関係になっていたのです。震災復興利権の中でもマリコンの五洋建設と東洋建設、そのうちの五洋が沿岸部の陸を8メートルかさ上げするための岩を押さえているため、竹中氏が動いたという事です。竹中氏が接触したのは石原氏の汚れ役と呼ばれる側近中の側近、浜渦武生氏で浜渦氏も港湾利権に強いことで知られています。彼らが組んで震災復興利権、東京五輪利権を狙って石原氏と橋下氏の合流を演出したのではないでしょうか。

更に東北の震災復興利権を巡ってはこのような話もあります。鹿島などのスーパーゼネコン5社には、それぞれ山口組の有力組織が付いており彼らは東北のことを「支店」と呼んで20〜30人の組員を現地に張り付け下請けのサバキをやらせて大儲けしているというのです。石原氏の突然の知事辞職と新党立ち上げ表明、第三極連合の連携に向けた異常な素早さと執着心、そして合流には背景に何か事情があるのではと猜疑心を抱かれても不思議ではないです。
posted by 河野 at 16:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月17日

日本維新の会の陰謀1

2012年の総選挙で自民党は公明党と合わせて過半数超えの241議席どころか320議席を上回る圧勝でしたが日本維新の会も初陣にして54議席を獲得しました。これは新党としては大躍進であり第二党である民主の57議席に次ぐ衆議院第三党です。自公は参院で否決されても衆院で再可決できる絶対安定多数、269議席を超える325議席を獲得しているとはいえ前回総選挙と比べれば自民で220万票、公明で94万票も総得票数を減らしていますので、安倍政権にとっても日本維新の会は無視できない存在になったはずです。

橋下氏は総選挙の開票日に自公政権に「是々非々で臨む」と公言しながら、開票日の翌々日の12月18日には「野党はなんでも反対というのは誰も期待していない」と前言を翻して準与党宣言をしています。日本維新の会と第二次安倍政権の間には政策に関しての壁はなく、消費税増税、TPP参加、原発再稼働容認で従軍慰安婦問題への歴史認識なども一致しています。更に「戦争の放棄」を定めた憲法第九条の改正を最大の目的にした憲法九十六条の条件緩和でも両者は賛成の立場で一致。橋下氏と安倍首相の主張は完全に一致しています。

また、橋下氏が師と仰ぐ石原氏をはじめとする旧太陽の党のメンバーは安倍首相の同志で、戦後レジュームからの脱却を眼目にしており安倍首相が代表を務める右派議員で固めた超党派の団体、創生「日本」には日本維新の会幹事長、松井一郎氏もゲストで参加し意見交換を行っています。

第二次安倍内閣は創生日本と日本最大の保守団体、「日本会議」のメンバーが閣僚の九割を占める憲法改正シフト内閣です。松井幹事長は日本会議の地方議員連盟に属し父は戦犯の笹山良一の側近、松井良夫で、戦犯の祖父を持つ安倍首相とは、幼い頃からの知り合いの親密な関係にあったと言います。憲法第九条の改正を渋るであろう公明党のスペアが日本維新の会の役割なのです。

参考:別冊宝島の「橋下徹と石原慎太郎 日本維新の会の陰謀」
posted by 河野 at 23:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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