2014年10月18日

銀河英雄伝説17

イゼルローン要塞は2万隻の駐留艦隊が収容できる軍事宇宙港や兵器工廠といった戦略基地についての機能を全て備えています。また、中には民間人300万人を含む500万人が生活する大都市でもあり植物プラント、食品工場、病院、学校、スポーツ、娯楽施設、商店、飲食店など何でも揃っています。

9年前、帝国軍に同盟の領地であるエル・ファシルが侵攻されたエル・ファシルの戦いという戦役がありそこでヤンは住民を置き去りにして逃げたリンチ少将に代わり場を差配し治め、エル・ファシルの英雄と呼ばれるようになりました。リンチは帝国の捕虜になり味方からも敵からも白眼視され、現在は酒浸りの生活を送っています。ラインハルトが以前言っていた策とは、彼をスパイとし、同盟内に帰らせ用意した資料をもってクーデターを起こさせるというものです。リンチは少将の位を条件に計画に加担します。

ヤンの元にラインハルトから200万人の捕虜交換の申し出が届きました。捕虜の交換は通常もう少し双方の戦局が落ち着いてからされるものですから、帝国内の状勢もある程度知っているヤンは、この交換の目的がラインハルトの国内平定までの時間稼ぎにスパイを潜り込ませる事だと見抜くも、決定権は政治家にあり交換に賛成すれば帰還兵200万人、家族も入れれば500万票の有効票になるので、まず交換は行われるだろうと考えます。ヤンはそれを前提として策を考えます。

予想どおり交換は行われヤンと特使として派遣されたキルヒアイスとの間で主要な手続きが為されました。ヤンはハイネセンに戻って帰還兵の記念式典へ出向くことになります。式典から退場した後、スパイ潜入の件を人気のない公園でビュコックに伝え未然に防いでくれるよう頼み、加えてあるものの調達もお願いします。

快諾したビュコックと公園を後にしようとすると怪しい団体がプラカードを掲げて行進していました。帝国領内彼方にある地球の奪還を目指す地球教という新興宗教で最近流行っているそうです。一応右翼集団に入り、憂国騎士団が衣替えをしているとも言われています。

同盟国軍部内ではとあるグループが腐敗した政治家と軍部を正し、国家を再建するという大義名分でクーデターを計画しており、その一環としてヤンへの対応が話し合われています。その中にはあのリンチの顔もありました。

人生には一番大事な局面があって、そこでリンチのように逃げてしまうと二度と取り返せなくなり堕ちる所まで堕ちなければならなくなるようです。
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2014年10月17日

銀河英雄伝説16

ヤンは自軍の撤退が完了するまで殿を引き受け密集隊形をとりつつ砲火を集中します。ラインハルトは両翼を伸ばし第13艦隊を包囲しようとしますが、先ほど功を焦って兵力を減らしたビッテンフェルトの持ち場が手薄になっておりそこを突き破られて撤退が完了した同盟軍諸とも逃がしてしまいました。

3000万人の兵力を送りながら2000万人を失い敗北した今回の戦いによって評議会の賛成派メンバーは全て辞職し反対した3人だけが残りました。暫定政権の首班はトリューニヒトが務めることになります。

ラインハルトの元に皇帝が崩御したとの報が届きます。皇位を継承する可能性があるのは三人で、ブラウンシュヴァイクに嫁いだ皇女アマーリエの娘エリザベート、リッテンハイムに嫁いだクリスティーネの娘サビーネ、急死したルートヴィヒ皇太子の息子エルウィン・ヨーゼフです。エルウィンは貴族の後ろ盾がない上に5歳ですが、国務尚書のリヒテンラーデが貴族の専横を防ぐため擁立しようとしています。ラインハルトは固有の武力を持たないリヒテンラーデが自身を頼ると踏み、高く売りつけるつもりです。

ヤンは敗戦の責任を取って左遷されるキャゼルヌの見送りに空港へきていましたが、同じ便で出発する退役したシトレに出会います。シトレはヤンに以前にも言った軍部内で重要性を自覚するよう促して空港を後にします。イゼルローン方面軍の司令官に就任する予定のヤンはキャゼルヌに自分の所で働いてほしいとの頼みを快諾してもらい見送りを終えます。フェザーンではルビンスキーが地球教と呼ばれる教団の司教と密会をしていました。地球教はフェザーンを作った黒幕で同盟も帝国も倒すのが目的のようです。

エルウィン・ヨーゼフ2世が皇位を継承し、ラインハルトは公爵になりました。お互いを利用し合うリヒテンラーデとラインハルトの枢軸体制です。キルヒアイスはブラウンシュヴァイクもリヒテンラーデもこのまま終わるとは思えない、この不安定な時期を同盟軍に突かれはしないかと懸念しますがラインハルトには策があるようです。二人はようやく皇帝から解放されたアンネローゼの元を訪れ祝福します。

大将となったヤンはイゼルローン要塞とその駐留艦隊の司令官に就任します。主要なポストには第13艦隊の構成員が就き、あのユリアンも軍属と参加します。これで同盟も帝国も新体制が整いました。

ヤンは知略に優れていても軍事をよく知らない上、支持率を第一に考える政治家の決定に従わなければならないので、このままですとそういった問題がないラインハルトにまた負けるでしょう。手足が賢くても頭が愚かだと絶対に勝てないものです。
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2014年10月16日

銀河英雄伝説15

補給を断たれた同盟軍は各艦隊が駐留している恒星で帝国軍に総攻撃をうけます。ヤンの第13艦隊にも、敵将カンプが進撃してきます。ヤンはフィッシャーという艦隊運動に優れた副司令官に、半月陣形を作り出させ、敵艦隊右翼、左翼を交互に攻撃します。相手のペースに呑まれまいと向こうも半月陣を敷いてヤンの動きに合わせてきますが艦隊運動の腕はこちらが上ですので、一旦ひいて陣形を整える必要が出てきます。ヤンはもう同盟軍に勝ち目はないと考え、戦力温存のためカンプが艦隊を退いたタイミングに合わせて脱出します。

イゼルローンへ向かう途中、第7艦隊がいた空域を通ると、こちらの4倍の兵力をもつキルヒアイスの艦隊が迫ってきました。キルヒアイスは艦隊を4つに分け2時間交代で間断なく攻撃を加え続けてきます。殲滅するのではなく疲労と消耗を増大させて降伏に至らしめるのが目的です。ヤンはU字の陣形をとって敵の1隊を三方向から攻撃し怯ませ、その隙に撤退する作戦を組みます。

各艦隊は物資の窮乏で苦戦を強いられ、8個艦隊中第3艦隊が撃沈、第7、第12艦隊が降伏し、第9艦隊は被弾時に司令官が重傷を負い交代、第10艦隊は殿を務めた末司令官のウランフが戦死し、両艦隊とも半数を失っています。第5第8艦隊も3割の損害です。グリーンヒルがロボス総司令官にイゼルローン要塞への撤退を進言しますが却下され残存戦力をアムリッツァ星域に集結させるよう命令されます。

召集によりヤンはその場を離れアムリッツァに辿り着きます。ヤンはアムリッツァに爆弾を落とし揚力を上乗せした高速移動をもって斜め前方に布陣しているミッターマイヤーの部隊に不意撃ちを食らわせます。以前アスターテでやられた不意打ちのアレンジです。こちらの進撃にあわせて反撃してくる事を読んでいたので追わずにいると今度はビッテンフェルトの部隊から突撃を兼ねた砲撃を受けます。上手く躱しますが後ろにいた第8艦隊が直撃を受け壊滅してしまいます。このまま自分の手でヤンも倒し戦いを終わらせたかったビッテンフェルトは短距離砲、ワルキューレを準備しますがその隙にヤンから反撃を受け進撃が止まります。

集結した同盟軍はアムリッツァの横で布陣し、背後は宇宙機雷を撒いて守っていましたが、キルヒアイゼンが回り込んでゼッフル粒子を使い一掃してしまいます。これによって同盟軍は挟み撃ちまで受ける形になってしまいました。

また各個撃破という形でやられてしまいました。各艦隊はその場で交戦せず味方と合流後一艦隊ずつ反撃するという戦法をとれれば被害も少なく抑えられロボスも冷静になれていたかもしれません。戦力集中の原則はイベントやビジネスにおいても応用できます。例えば誰かを説得しにいくのであるなら最低3人以上の頭数を揃え相手が納得しそうな資料を用意してくる、という具合です。
posted by 河野 at 16:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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